絵本『たらこくちびるになったワニくん』 とは

これは、私の人生の中でとても大きなチャレンジでした。

私は、絵本製作を始める前は、いわゆるブラック企業で無理やり会社員をしていました。入社当時から厳しいモラハラを受けていましたが、それは「自分の未熟さを治すため」だと言い聞かし、頑張り続けました。
しかしそんな中、上司からある事件でいじめを受け、会社全体を巻き込む大ごとになってしまいました。
そのせいで私は一時期、人が信じられなくなりました。
そんな時、妻がふと、「環島という、台湾一周をすることを提案してくれました。会社の件で自分に自信をなくし、存在価値を見失っていた私にとって、それはまさに「救いの手」でした。

そして私は会社を辞めました。

環島では本当に人として多くのものを得ることができました。国が違うというだけで見た目や考え方・表現の仕方・笑いのツボなどが日本と全く違うことに衝撃を受けました。
例えば、
・台湾人にとって、大きい声で話しをするのは、怒鳴っている訳ではなく、普通の声量だということ。
・日本人の「空気を読んで」が全く通用しない。
・台湾の人に私の中国語を褒めてもらった時に、(謙遜の意味で) 「中国語より日本語の方が得意だよ!」というと、「うん。そうだろうね。」とドライに返されたこと。

しかし一方で、今の日本の社会を違う視点からも見ることができました。
今のわが国で起こっていること。

それはこの絵本の物語にも関連してくることなのですが、
子供の世界では、周囲とは違うことをする人に対して嫌がらせやいじめ等が発生している社会現象があります。
大人の世界でも、部下の言っていることが理解できなくて、メンツを守るため、部下の発言を否定するようなこともあります。
ちょっとみんなと服装が違う、空気を読まない、誰かの意見を聞かないと自分では決められない、とか。

その上で、自分のこどもに対して思うことは、『純粋でいろんな人達と楽しくできる人生を過ごしてもらいたい。』
−− しかしどうやって、私の思いを伝えようか?

会話での表現についてはあまり自信がありません。
『難しく考えず、純粋にシンプルに伝える』方法として、絵本の世界で伝えていけたらどうだろうか。という奇想天外 (?)なアイディアを思い付きました。

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そしてこの絵本は、こどもだけでなく、応援してくださる大人の皆さんにも読んでもらえたら、何か新しい発見があるんじゃないかな?と。

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周囲からは「一個人の絵本なんて誰も興味持ってくれないよ」「やる意味ってあるん?」など厳しい言葉をもらいましたが、私はこのプロジェクトをきっかけに皆さんと友達になりたい、そう思いで製作を始めることにしました。

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このストーリーは、

一人ぼっちの動物・ワニくんが、「動物の友達を作りたい」という思いをコトリくんに伝えることで、友達探しへと歩み出すことから物語が始まっていきます。
好奇心を持ち一歩づつ前に進みながら、足跡や体の模様などいろんな動物たちを知り、自分との違いを受け入れ、友達を作っていきます。
そのあとに、嬉しくなったワニくんはみんなを自宅に招待するのですが、ワニくんが『あること』をしてしまい、「みんなから嫌われるんじゃないか」と不安になり泣き出してしまいます。
自分を責める気持ちと後悔で胸がいっぱいになるワニくんに友達の動物たちが『ある行動』をします。
ワニくんは感動してしまう反面、「どうしてそんなことをしたんだい!」と彼らに尋ねます。
そのお友達の動物たちはみな口を揃えて、こう言いました。

「どんな姿になっても関係ないじゃないか。だって僕らは友達だろ?」と。

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この絵本のポイントは、

・友達との新しい出会いを楽しむ。
・1人の力じゃどうしようもならない事も、みんなの協力で実現できることだってある。
・この世界にはどんな見た目でも自分自身を受け入れてくれる人がいる。
・そして「多様性を認める」
というメッセージを込めてストーリーを練り上げています。

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私の想いは、みなさんと一緒にこの絵本を通して、現代人が忘れかけている人としての温かさを思い出し、良い繋がりを築き上げていけたらいい。と考えています!

CAMPFIRE:「オリジナルのどうぶつをモチーフにした、『多様性』を題材にした絵本を作りたい!」

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